■公衆浴場背景画保存会(東大和)の活動

高齢者福祉に関するボランティア活動・施設訪問・生涯学習・世代交流・伝統文化の伝承。コミュニケーションの場として資料を求めています。ご協力下さい。

公衆浴場背景画保存会
小野 克己 プロフィール
 80年の歴史がある背景画とは何んだろう。画ではなく絵柄、道具といわれている背景画は、地域住民がささえていた。浴場は場所を提供し、広告社は金を集め、その広告は事業主が出し、もとは庶民−人々が出していた。当然といえばそれまでだが、この関係は素晴らしい。
 私は子供の頃、背景画に興味を持った。銭湯には30分歩いて行ったものだった。裸の人を見て自分も老いる、子供の扱い方、ご近所の情報、十軒先のおばあちゃんの入院……裸になると他人との違いを発見することができる。入浴中、人の裸が目につく、そらして背景画を見る。引越して来たばかりだったら、商店会の広告を見る。共有空間が多い程、その地域は住みやすいといわれている。
 お風呂とは?
 清れいになる、あったまるは、世界共通である。それぞれ違いはあるが、浴場も世界中にあるという。
 お風呂の歴史は800年、江戸城築城と同時期に、江戸に風呂屋が現れた。大正時代になると近代浴場として、スタートしたのが今の浴場背景画のルーツである。
 あるホームレスの男性と一時間、喫茶店で風呂談をやったことがある。HL氏談、「公衆浴場が消えるとき日本がほろびる」意味不明だが解るようでもある。背景画については種々の事情で消えるが浴場は残って欲しい。厚生省も福祉風呂の指導も出し、各自治体でスタートさせたというところもあり心強い。現代社会は複雑化の一途をたどり、もう少し入浴について考えるときが来ていると思う。
 背景画にもいろいろ想い出があるだろう。特に大正、昭和を生き抜いた人達には……当然知らない世代も半数に近いが、背景画が消えつつある昨今、「だれかが残すことをしなければ」この気持ちが保存会の発足であった。
 保存会は「背景画を残そう」必要とあれば貸し出し、その後、保存しよう。
 そして後継者問題、21世紀は背景画を芸術家に委ね、都市の浴室内に芸術背景画を入れても良い時期と考えている。

 私も70代になり、初心にかえって、小中学生のみなさんに一人でも多く背景画のお話を聞かせてあげたいと思います。お声をかけていただければ伺います。



公衆浴場背景画保存会(東大和)を開設当初(1994.4.1)に東大和市の「タウンマップ」にて紹介された記事です。

原文画像はこちら

公衆浴場背景画保存会・東大和が発足
懐かしの背景画を残そう


 前号の「富士見湯レポート」は、露天風呂付き銭湯の紹介というユニークさも手伝って、大きな反響があった。
 その中で、今では懐かしい銭湯の背景画を保存、展示している人が市内にいるというので取材した。

 そのユニークな活動をしているのは、立野のグリーンタウン在住の小野敏子さんで、この1月に「公衆浴場背景画保存会・東大和」を全点十数名で、発足させたばかりである。
 小野さんは、消えゆく銭湯の背景画を庶民の文化遺産として保存する運動を広告業を営む兄らと行い、昨年春には兄のいる板橋区で保存する会を誕生させてきた。そして、今度は自分の住んでいる東大和でも運動を広げたいと、仲間を募り東大和の会を発足させたと
いう。
 会の具体的な目標は、現在では数人しかいない銭湯のペンキ絵師の一人である佐怒賀次男(66)さんに、実際に描いてきた富士山や松島の背景画の10分の1のミニ版(といっても縦70センチ×横180センチの大作)を150種類作ってもらって保存し、それを老人ホームなどの福祉施設に無料で貸出して、楽しんでもらおうというもの。
 そのミニ版の制作費用は会員を広く集めて捻出するが、現在すでに50枚程が完成しており、各種イベントにも貸出しをしているという。

 小野さんによれば、東大和市内の銭湯で昔ながらの背景画があるのは錦湯(向原六丁目)だけだという。市内の銭湯自体が今では三軒に減り、生き残りを賭けて改築した富士見湯(南街六丁目)や新明湯(新堀一丁目)でも、ペンキ絵師がほとんどいなくなり費用もかかることから背景画をタイルモザイク模様に変えざるを得なくなっている。そうした流れは全国的なもので、残念ながら懐かしの背景画は更に減りつつあるという。
 大正から昭和にかけてのまさに庶民芸術とも言うべき銭湯の背景画を、少しでも後世に伝えたいものである。保存会運動へ銭湯ファンの皆様のご協力を。

   
   
小野 克己のプロフィール
 株式会社ターザン代表取締役
  〒283−0101
  千葉県山武郡九十九里町作田4952−10
  TEL 0475−76−0392

 千葉ペット天国
  〒267−0065
   千葉市緑区大椎町874
   TEL043−295−4716 FAX043−295−5763
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