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ペンキ絵師(背景画絵師) |
| 台東区立下町風俗資料館 学芸員 丸 浜 晃 彦 |
| 内風呂と私の銭湯 |
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銭湯に通って二十二年になる。その前は内風呂だったが、こうも長いと、銭湯の有り難さが身についてしまっている。手足が伸ばせるせいか、銭湯につかっている時が、或は一番楽にしているのかもしれない。 |
| 風呂屋のペンキ絵 世田谷美術館 プリミティブ・アートとプリミティブィズム−その歴史的展開展 展示評 「たかがペンキ絵」という前に、まぁまぁもう一度ゆっくりご覧下さい。ひと昔前まで銭湯には不可欠のものとして庶民に親しまれたペンキ絵も、このところ銭湯や職人の数が減って元気がありません。 このペンキ絵、藤森照信氏によれば、かのモース・コレクションの中に幕末から明治初期に見られた「おこし絵」があって、そのうちの銭湯を描いたものにはすでに原型ともいうべき富士山の絵が見えるということです。 プロの絵描きの風景画に比べたら技巧の拙さは隠せませんが、しかしこれはこれで立派な様式美の世界でもあります。ちなみにこの絵を描いた職人さんは70代の超ベテラン、常に170ほどのパターンが頭の中に入っているといいます。 劇的な感情を誘発する、というわけではありませんが、しみじみとした素朴な味わいにはやはり捨てがたいものがあります。ルソーの絵のように、ある日突然このペンキ絵が評価されだしたら……ひとときそんな空想に耽ってみるのも一興です。 |